レコードを洗う
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日々雑感
今、試聴機がないため、
随分久しぶりの投稿になってしまいました。
新しい試聴機を現在エージング中です(^^)。
で、ネタは色々あるのですが、
QUADRAL以外のスピーカーで聞いた試聴記ではあんまりなので、
今回の話題はレコードの洗浄です。
小生は中古レコードを漁っていますので、
その状態はさまざま、
非常にきれいな状態のレコードもあれば、
ゴミだらけやカビが生えてしまったレコードもあります。
傷がついてしまっているレコードは修復の仕様がないですが
(PCにその音を取り込んで、
ソフトウェアを使ってノイズを除去するという方法は横に置いておいて。
また後述のように爪楊枝やまち針を使う方法がありますが)、
ゴミやカビは取り除くことができます。
小生がやっている方法は3種類。
1.日本のOYAGというメーカーの洗浄剤でゴシゴシとやる。
2.アメリカのSPIN CREANというレコード洗浄器でグルグルやる。
3.木工用ボンドでパック、ベリベリやる。
どれも効果があり、
汚れのひどいものは木工用ボンドのパックでベリベリですが、
普段はOYAGかSPIN CLEANを使っています。
他にも高価な超音波洗浄機や、
中性洗剤を使う方法、
その他にもいろいろありますが、
いまのところ上記の3つの方法で何とかやりくりしています。
OYAGの洗浄剤は既に薄めてありますので、
スプレー容器に入れ替えプシュッ!プシュッ!とレコードにふりかけ、
これもまたOYAGで買った
歯ブラシのブラシ部分をいくつも貼りつけた専用ブラシでゴシゴシやります。
後は専用シートで拭いて乾かすだけ。
SPIN CLEANは専用の器に精製水をドボドボ入れ、
専用洗浄剤をキャップ一杯分そこに入れます
(少量容器の洗浄剤の場合はキャップ3杯分)。
器に専用ローラーとクリーナーを装着、
レコードを入れて手で時計回り、
反対に何回か回し、
専用クロスで拭いたあとは乾かすだけ。
SPIN CLEANにギヤとモーターを取り付け、
自動で洗浄できるようにしている強者もいますが、
小生は人力です。
両方向への回転はどうしているんだろう?
木工用ボンドのレコードパックは、
いまのところセメダインというメーカーの木工用ボンドを使います。
けっこう厚めにレコードに塗りたくり、
白いところがなくなって完全に乾燥するまで待ちます。
乾燥は結構時間がかかります。
冬場は9時間以上というところですが、
待つのはけっこうつらいので、
夜寝る前にボンドパック、朝にベリベリと剥がします。
乾くのを待って見ていると、
白いところがまだあるのに、剥がしたくなったりして危険です(^^:。
白いところがまだあるのに剥がすと、
そこだけレコードに付着してしまい失敗します。
日にちをおき過ぎると剥がしにくくなりますが、
まあ、1日か2日程度でしたら問題なく剥がせます。
その後は前述のOYAGかSPIN CLEANで洗い乾かします。
静電気が発生しやすくなっていますので、
OYAGやSPIN CLEANで洗うと静電気は軽減されます。
ボンドパックをする前、
OYAGやSPIN CLEANでは落ちない付着してしまったゴミは、
レコードがノイズを出すところ、
または針飛びする箇所を指の腹でなぞって探し
(けっこうアタリがあります)、
爪楊枝やまち針などで取り除くのですが、
傷をつけてしまうこともあるので注意が必要です。
ある程度のしつこいゴミもボンドパックはかなり有効です。
それでも落ちないゴミはやっぱり爪楊枝やまち針を使いますが(^^;。
また、傷を修復する場合も、
虫眼鏡と爪楊枝、まち針を使う方法がありますが、
眼の悪い小生には、ちとつらい作業です。
以上、3つのどれかの方法で、
100%とはいきませんが、
かなりのレコードを蘇らせました。
ノイズが軽減したレコードは実にいい音で鳴ります。
レコードの魅力は、
どのカートリッジを使ったのかという、
その音もありますが、
多少いい音で聞きたいときには手間がかかりますので、
その手間を楽しむという余裕が必要なのかもしれません。
扱いにくさがあったりノイズが100%取れなくても、
それなりに鳴るとけっこう満足して聞いてしまえるものです。
さらにカートリッジやフォノイコライザーで音が手軽に変わりますので、
CDやPCオーディオにはない面白さが、
そこにあると言っていいと思います。
CDが出始めた当時、
おお!ノイズがない!とか、
A面、B面をひっくり返さなくて済む!とか、
レコードよりも小さいから扱いやすい!とCDに乗り換えたはずが、
PCオーディオに移行せず
(パソコン歴の古い小生は、
パソコンや周辺機器のハードウェアをあまり信用していないのでした^^;)、
またぞろレコードに戻ってしまったのは、
なんともはやです。
でも今は、
「レコードを聞くためにはかくあるべし」、
なんてな教条主義から抜け出ししてしまったからか、
なんでもありの方法で結構楽しんでいます。
Kna_baka_syuzo
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