オーディオラックSOUNDMAGIC XU03FSⅡ導入記3(音質評価編)
公開日:
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最終更新日:2017/06/08
未分類, 試聴記, SOUND MAGIC, POPS
お気に入りのDISCをジャンルごとにCDプレーヤー、アナログプレーヤーにて聴いてみました。
DISCの私見も交えて、試聴結果をご案内します。
■POPS編
・ルーマー:This Girl In Love(CD 国内盤)
遅咲きのイギリス出身のシンガー。バカラックの楽曲を集めたアルバム。
ルーマーは、FMラジオから流れてきた「slow」に耳が止まり、以来全てのアルバムを聴いています。
一音一音を実にナチュラルに発声し、ソフトで美しく紡ぎだされる歌声が、可憐でフェミニンな感性とともに伝わってきます。
歌声が私の心に染み込んで、これ程虜にされたシンガーはいないと思う。見事にハマっています。
XU03FSⅡは、ヴォーカルのエコーがきれいに出て、声のニュアンスが良く出ています。
固い声のイメージを想像していましたが、以外にも柔らかいニュアンスが好ましく感じられました。
YouTubeにこんな動画が有りました。
ご興味があれば彼女のパフォーマンスが見られます。
・シェルビー・リン:Just a Little Lovin’(CD US盤)
カントリー歌手シェルビー・リンのダスティ・スプリングフィールドのカバーアルバム。
ジャケットも、ダスティのアルバムを意識したイメージ。中身はフィル・ラモーンをプロデューサーに迎えた本格派。録音も良いです。
私のオーディオの師匠の試聴用リファレンスディスクの一つ。私もシステムを変更する度に1曲目の表題曲を使用しますが、ついつい全曲聴いてしまうディスクです。
バックは、ピアノトリオにギターと極めてシンプル。アコースティックで抑制のかかった演奏です。
楽器も良く録られていて、彼女の切ない恋の物語を支えています。
ラックを変えてからは、ギターのリヴァーブがよりきれいに出ています。クリアでスタジオの空気感を感じる録音の良さを引き出せています。
ドラムは、量感よりも伸びがあり、低域のピッチも良く出ていています。
・リンダ・ロンシュタット:What’s New(アナログ US盤)
リンダのJAZZスタンダード・アルバム。
本盤は、アナログ盤だけで4枚も購入。国内盤から始まりUSオリジナル盤にたどり着いています。
リンダは、70年から80年代のウェストコーストサウンドを好んで聴いていた私には、まさにウェストコーストサウンドの歌姫そのもの。
本盤は、前作の「GetCloser」までの路線から一転し、大御所ネルソン・リドルのオケをバックにJAZZスタンダードを歌っています。以降、このコンビで2作をリリースしています。オーディオのシステム変更時には、必ず聴いているディスクの一つ。
現在彼女は、難病を患い歌手生活を引退していますが、彼女の伸びやかで明るい歌声は、今でも永遠の‟ミスアメリカ”(彼女の代表作の邦題)。
XU03FSⅡでは、低域は、ベースの厚みはそれ程ですが、良く沈み込んでいます。
左右に広がるストリングスの間に浮かぶ、彼女のヴォーカルの息遣いが
妙に生々しく感じられます。
・クインシー・ジョーンズ:The Dude(アナログ US盤)
クインシー プロデュースのポップス・アルバム。
発売当時から聴きこんでいるディスク。「Ai no Corrida」から始まる本盤は
まさにクインシーサウンド全開。
ルイス・ジョンソンンのチョッパー、スティーブ・ルカサーのギターソロ、スティービーワンダーのシンセ等、ゲストミュージシャンの美味しいところを際立たせたアレンジも絶品。
ヴォーカル・ナンバー中心の構成に、トゥーツ・シールマンスのハーモニカとギターが光る
イヴァン・リンスの名曲「Velas」をインストナンバーで入れ込むセンスも絶妙です。
手持ちのディスクの中で、再生回数の一番多いディスクですが、未だに現役で、盤質劣化をあまり感じないのが不思議です。
因みに同年に発売された、ゲストヴォーカル、パティ・オースティンのアルバム「Every Home Should Have One」も本盤と同じく、豪華なクインシーサウンドを堪能できます。
防弾ガラス製法ラックでは、ドラムとベースの分離が格段に上がり、以前とのラックの差を感じました。
マルチ録音らしい厚みのある録音が良く判り、低音域の躍動感もきっちり出ています。
試聴記は、jazz、rock、Classicと続けていく予定です。
TUNTUN
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