一家に1台 フォノアンプ
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日々雑感
Syuzo@kna_bakaです。
久しぶりのNetwork-Japanブログの更新です。
QUADRALの次のスピーカー試聴は、
イベント終了後に送られてくる予定ですが、
REAL CABLE CHAMBORD HPの試聴は
アンプのスピーカー端子の問題で途中で頓挫してしまい、
少し間が空いてしまいました。
次のスピーカー試聴はゴールデンウィークくらいかなと、
楽しみにしています。
小生はこのところLPを聞く機会が極端に増えてきています。
壊れたと思ったレコードプレーヤーが生き返ってしまい、
そのプレーヤーが壊れたと思ったときに、
慌てて買ったレコードプレーヤーと2台が駆動可能でしたが、
さらに押し入れから、
大昔に知人から処分を頼まれたレコードプレーヤーが出てきて、
使用できるレコードプレーヤーが3台になってしまい、
それぞれちゃんと聞こうと
悪戦苦闘したことで、
LPを聞くことにさらに火が付いてしまいました。
押し入れから出てきたTRIOのレコードプレーヤー、
なんと20年ほど前に処分を頼まれたもので、
押し入れに入れたまま忘れていたのですが(^^;、
「もう動かないだろうな」と思っていたら、
正常に動くので驚くとともに嬉しくなってしまったことが
LPで音楽を聞くことに夢中になっている原因のひとつです。
といってもハイエンドのプレーヤーは1台もなく、
昔の中堅機種2台と新しい普及機1台ですが、
プラッターが正常に回り(すべてダイレクトドライブです)、
カートリッジはあれこれあるので、
1台は通常のステレオ用、
1台はモノラル用、
もう1台はリビングとは別の、
パソコン部屋で聞くために...という、
贅沢な使い方をしています。
通常のステレオ用はDENON DL-103、
モノラル用は同じくDENON DL-102、
パソコン部屋はORTOFON MC20MK2という、
オールMCカートリッジです。
ところが、
ここで問題が一つ出てきました。
Accuphaseのプリメインには、
元々フォノアンプは付いていないので、
別売りのフォノカードを差し込み、
LPも再生可能にしていました。
LUXMANのプリメインは、
MM、MCのフォノアンプが内蔵されていますので、
それぞれそこにつなげばよいのですが、
最近のイコライザーカーブをあれこれ切り変えて聞くという、
小生の悪い趣味が祟ってしまったのです(^^;。
そのため、
別建てのイコライザーカーブ切り替え可能なフォノアンプ(イコライザー)を
それぞれにつないでしまうという、
バカなことをやっています。
なぜ、小生がイコライザーカーブの切り替えにこだわるようになったのか?
最初は、
LUXMANのアンプが故障がちであったため(今は大丈夫です)、
MUSICAという日本の小さなアンプメーカーのプリメインを購入したら、
フォノアンプが付いていなくて、
同じメーカーの別売りフォノアンプを買った、
ということから始まりました。
そのフォノアンプには、
6つのイコライザーカーブ切り替え機能が付いています
(RIAA、ffrr、Columbia、American78s、oldAES、oldNAB)。
小生は、大昔はそれほどイコライザーカーブに頓着していませんでした。
なくてもフツーに聞けるし、
CD時代になってLPはあまり聞かなかったし...。
でも、
LPをイコライザーカーブをいろいろ切り替えて聞くと、
「ありゃ、全然違う音じゃん」ということに気が付きました。
押し入れから、
忘れられていたプレーヤーが出てくる前、
2台のプレーヤーが駆動可能の時期に、
もう1台イコライザーカーブ切り替え機能付きフォノアンプを欲しいな、
と思っていたのですが、
あまり予算がなく、
イコライザーカーブ切り替え機能付きフォノアンプはかなり高価なため、
あきらめかけていました。
そこへ、オーディオマニアでもあり音楽マニアでもある知人から、
合研LABという日本のガレージメーカーを教えてもらいました。
彼はSP用フォノイコライザーを合研LABから購入したそうで、
「具合がいいですよ。
MMやMC用のイコライザーカーブ切り替え機能の付いたフォノイコライザーも出していますよ」
とのことで、
価格もそこそこだったのでまず1台を購入、
試聴会用にLPからCD-Rに音をコピーする必要があるときでしたので、
かなり活用しました。
合研LABのフォノイコライザーは、
4種類のイコライザーカーブを切り替えることができます
(AES、RIAA、Columbia、ffrr)。
合研LABのフォノイコライザー、いい仕事をしてくれました。
MUSICAのフォノアンプはモノラル用に、
合研LABのフォノイコライザーは通常ステレオ用につないでいましたが、
前述の通り、
さらにもう1台、駆動可能なレコードプレーヤーが出てきました。
そこで、パソコン部屋に置いたプレーヤーは、
しばらくLUXMANのアンプ付属のフォノアンプを利用していました。
ところが、
パソコン部屋でLPを聞いていると、
やはり手持ちは古い録音の古いLPが多いため、
切り替え機能付きフォノイコライザーの
蜜の味が忘れられなくなっている自分に気が付きました(^^;。
パソコン部屋であれこれ聞きながら悶々とした日が続きましたが
(けっこうそこで聞くことが多いもので)、
「えいや!」と合研LABのフォノイコライザーをもう1台、
買ってしまいました。
オーディオは金食い虫です(;_;)。
でもやはり、
イコライザーカーブが合うと合わないでは、
聞こえ方が全く異なります。
アメリカやヨーロッパで録音された古いモノラルの室内楽、
旧ソヴィエト連邦のMELODIYA盤、
CBSソニーのルドルフ・ゼルキンによるベートーヴェンや
グレン・グールドのバッハとか、
東芝EMIのフルトヴェングラーのブライトクランク盤など、
RIAAカーブではまず聞けない自然な音がします。
ジャケットには<録音特性=RIAA>と書いてあるのに、
他のカーブの方が自然だった...
というのもあります(^^;。
さらに我がハンス・クナッパーツブッシュの、
古いDECCA盤はもちろんffrrですし、
大好きなオットー・クレンペラー、
ジョン・バルビローリ、
クラウス・テンシュテットのEMI盤など、
録音やLP発売年度が新しくて、
「これはRIAAだろう」と思っていたLPでも、
RIAA以外のイコライザーカーブに切り変えると、
「あれ?」というくらい、
その音がはまってしまうLPも少なくありません。
輸入盤の初期盤なら、
「ああ、そうなのか」なのですが、
国内盤LPはなかなか難しい事情があったらしく、
他のカーブのLP用マスターテープを、
国際基準であるRIAAでLP化してしまった...
ということが多々あったのかもしれません。
小生素人だし、昔のことなので詳細は分かりませんが。
イコライザーカーブ切り替え付きの、
プリアンプやプリメインアンプは以前はありましたが
(ものすごく高価で高嶺の花だった!と思ったらグラフィックイコライザー付きのアンプでした)、
今は確か出ていなかったと思います。
イコライザーカーブ切り替え付きフォノアンプ内蔵の、
廉価なプリアンプやプリメインが発売されたら、
昨今のレコードブームにさらに拍車がかかるのではないか?
と、要らぬことを考えるのでありました。
一家に1台イコライザーカーブ切り替え付きフォノアンプ、
ですね。
複数のプレーヤーがある人は複数台。
犠牲者を増やそう...。
趣味の分野ですので、
きっと面白い体験ができること請け合いです。
kna_baka_syuzo
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