オーディオフェスタ・イン・ナゴヤに参加してきました
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イベント
2月16日・17日、
名古屋で開催された、
オーディオフェスタ・イン・ナゴヤに参加してきました。
QUADRALのブースで時間をもらい、
「お好きにどうぞ」ということなので、
来場された方に、
色々な音源を聞いていただきました。
通常発売のCDの他に、
LPやカセットテープからの復刻も、
あれこれ流しました。
一番心配だったのは、
自分の家のオーディオシステムで聞いているのと、
今回のイベントで使用しているLUXMANのハイエンドシステム、
QUADRALのVULKAN 9で、
どういう風に聞こえるのだろう?
ということでした。
通常のCDでしたら、
ある程度想像できるのですが、
自分で復刻したリマスタリングですから、
よく分からない...
というのが正直なところです。
結果は自分が想像していたよりも上々で、
やっていることに間違いはなかった...
と安堵しました。
QUADRAL VULKAN 9は、
QUADRALのAURUMシリーズでも、
TITAN 9に続いて上から2番目のスピーカーです。
能率は今のスピーカーですからやや低め、
でも、解像度は抜群です。
それに、Fレンジの広大さも凄いものがあります。
高域の自然なのびやかさと、
低域の、ここぞという時のズドン!もかなりのものです。
さらに凄かったのがダイナミックレンジで、
2日目に飛び入りしてもらった、
名古屋在住のリマスタリングエンジニア西谷氏のSPからのソースを、
かなりの大音量で聞いても、
音が全く荒れません。
実はイベント前に、
今、大復活中のQUEENのライヴ映像からの音を、
西谷氏のリマスタリングで大音量で聞いたのですが、
シアターシステムとは次元の異なるその音を聞いて、
肝をつぶしそうになるほどでした。
音は全く荒れませんでした。
話を戻して、
自分のやった復刻ですが、
聞いていただいた人に後で話を聞くと、
「最初に種晴らしをしない方が良かった」
と言われてしまいました(^^;。
それだけ普通に聞けてしまったようです。
LPからはクナッパーツブッシュの管弦楽曲や
イヴァン・モラヴェッツのコニサー盤ピアノ、
カセットテープからは、
ロヴロ・フォン・マタチッチとNHK交響楽団の
1975年ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」のエアチェック、
ヴァンゲリスやピンクフロイドの、
LPダビングテープからの復刻などを聞いてもらいました。
LPからの復刻は、
カートリッジとイコライジングカーブさえ決まれば、
それなりの凄い音で聞けますが、
カセットテープからの復刻では、
かなり不安が残ります。
リマスタリング時にいじりすぎると不自然な音になりますし、
そのままだとぼんやりした音になることが多く、
こういうオーディオショーでは冒険なのかもしれません。
なんせ、40年近く前の自家製録音ですから。
でも、やってみて大正解、
自分でもその音に満足すると同時に、
課題も見えてきたイベントでした。
リマスタリングに使ったDAC/ADCは、
総額3,000円ということもバラしてしまいましたが(^^;、
音は高級機に比べてもそれほど遜色なく聞けてしまい、
参考にしてくださる方もいて、
まぁ、やってよかったかな?というところです。
使ったメディアはCD-Rで、
44.1KHz、16bitですから、
今の高音質音源のスペックからするとかなり非力なのですが。
今回のイベントで大きく感じたこと...
オーディオショーでは、
効果が高そうな派手なソースをかけ、
これでもか!
と大音量でお客様に聞いていただくことが多いのですが、
どこでもそういう音なので、
聞き手は疲れてしまうということですね。
QUADRALのブースの2日目、
イベントが始まる前、
かなり静かな音楽をあれこれ流しました。
そうすると、お客様は散らないのです。
周りのブースの音が静かだ...ということが条件になるものの、
オーディオファンや音楽ファンは、
そんなに派手な音ばかりを求めているわけではないことが分かります。
特に昨今はオーディオファンの高齢化が進み、
刺激的な音よりも、
癒される音が求められているからかも知れません。
そういう時、
「あぁ、いい音ですねぇ、
このスピーカーのファンになりました」
と言われると(実際、複数の方から言われました)、
「やってよかったなぁ...」と思えます。
また機会があれば、
イベントをやりたいですね。
その時は皆さん是非どうぞ!
kna_baka_syuzo
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しばらく忙しい時期が続き、 ブログの間が空いてしましました。 また再開を目論んでいますが(^