SONIC IMPACT TGTS01 復活試聴記その1
では、いよいよTGTS01復活試聴記の開始です。
前回書きました通り、DENON DL-103Rを、
FIDELIX MITCHAKU-Zに装着、
TGTS01の下は47研究所の豚皮シートです。
プレーヤーは、
古いTRIO KP-7700、
今回はSTAXのSIGNETUREでモニターしてみました。
なぜ、TRIO KP-7700などという古いプレーヤーを使っているのかと言うと、
中古が安く入手できたということが一番大きな要因ですが(^^;;;;、
アームの高さ調整が比較的容易であること、
プレーヤーのケーブルが5pinでリケーブルが可能なためです。
実は、他にもセミオートのプレーヤーや新製品プレーヤーも家にあるのですが、
その調整のしやすさ、安定性からKP-7700がメインになってしまいました。
今は純正ケーブルではなくortofonの5pinケーブルを使っています。
ゆくゆくはバランスケーブルかXLRコネクターに変えたいところですが、
昇圧トランスの入力がアンバランスのため、
まだ先の話になりそうです(Phasemationから出ていますね^^;)。
昇圧トランスは古いAUDIO CLAFT TS-20、
フォノイコライザーはBAKOON PRODUCTS CAP-1004を使いました。
今回はアンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院管弦楽団の、
名盤の誉れ高いラヴェル管弦楽曲集からVol.2、
「ボレロ」「ラ・ヴァルス」「スペイン狂詩曲」が収録されている1枚です。
オリジナルはEMI SAX 2477ですが、
中古盤の値段が非常に高く、金欠の小生には買えません。
そこで、何を探したのかと言うと、東芝EMIがリリースした国内初期盤、
AA 7347です。なんと東芝赤盤です(^^;。
実は、SAX 2477が買えないため、
フランス盤や国内盤の再発もCDを含めて何枚か買ってみたのですが、
「う~ん、もう少し」という状態が続きました。
運よくAA 7347を入手、国内盤は人気がないのか非常に安価でした。
ところが...
TGTS01以下、上記のラインナップで聞いてぶっ飛びましまた。
こりゃ凄い!
管弦楽の細かなニュアンスまで再現してくれます。
イコライジングカーブはEMIの古い録音によくあるColumbiaではなくRIAAです。
最初の「ボレロ」、「スペイン狂詩曲」、「ラ・ヴァルス」まで、
ほんの少しピチパチノイズはありますが、
ほぼストレスなくA面B面とも最後まで聞いてしまいました。
クリュイタンス盤は、たまに中庸...という感想を見かけるのですが、
全然そういうことはなく、クリュイタンスのラヴェルにかける想いと言うか、
熱量がものすごい演奏録音であることに気づかされました。
もの凄いテンションです。
恐るべしTGTS01です。
商品紹介はこちら。
https://www.network-jpn.com/sonicimpact-tgts01/
Syuzo@kna_baka
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